PROGRAM

教育方針

※校舎、教室、子どもはイメージです。

さやか星小学校の
3つの教育方針

子どもたち一人ひとりの価値を引き出すことを目指すさやか星小学校は、

3つのあたりまえに対する新たな教育を実施しています。

一律評価・授業ではなく、自分のペースで得意を伸ばして学ぶ

独自に開発したデジタル学習支援ツールを用いて、一人ひとりに合わせたパーソナライズ学習を実現。

クラスは20名程度。同じ教室では、学習進度が異なる子どもたちが共生します。その個別学習を実現するのが、私たちが開発する独自のデジタル教材。

子どもの発達段階・学習進度に合わせて学習課題をパーソナライズし、学習進捗状況や理解度(正答率)をデジタルテクノロジーで可視化し、個別のフィードバックを行います。パフォーマンスに応じて難易度を上げていき、たとえば小学生でも子どもによっては中学、高校、大学入試レベルの問題に取り組むこともありえるかもしれません。つまずいた部分はもちろん教師が丁寧にサポートし、苦手も克服していきます。

問題行動を減らすのではなく、望ましい行動を賞賛し身に付ける​​

「スクールワイドPBS」の導入で目標設定し、行動を可視化していく。

スクールワイドPBSは、子どもに望ましい行動を具体的に設定して、その行動ができた際に賞賛や承認をすること、そして、目標とした行動が起こりやすい環境を整えることで、望ましい行動を身に付けることを目指す教育メソッド。目標に掲げた行動は教科学習と同じようにデータ化し、スモールステップで段階的に子どもがその行動を身に付けられるようにします。

「問題行動を減らす」のではなく、「望ましい行動を増やす」という発想転換で、子どもにポジティブな変化を生み出します。これまでの公立・私立学校では教科を中心とした評価にとどまることが多く、社会性などは標語を掲げるだけのものでした。子どもの育ちには教科の学習だけではなく、「積極性」「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」「ユニークさ」「セルフマネジメント能力」なども必要です。これらの目標を行動分析学を用いて具体的に設定することで成長が可視化され、ポジティブな変化を生み出します。

人間関係を自主性にゆだねず、人間関係を「大人もいっしょに」学ぶ

「いじめ防止の3Rプログラム」を日本で初導入。

教職員や親が協力することでいじめを放置しない学校へ。

いじめは大きな問題

令和2年度文科省の調査では小学校全体の約9割がいじめを認知していると回答。すべての子どもたちが被害者あるいは加害者、または見て見ぬふりする傍観者になりうる現状を踏まえ、子どもはなんらかの形で必ずいじめに巻き込まれるもの、ということを前提に対策を考えます。

いじめ防止の3Rプログラムとは、いじめの問題を大人の問題として捉え、未然に防ぐために大人が取るべき行動の「3R:Recognize(認識)、Respond(対応)、Report(報告)」を浸透させるべく、すべての教職員・保護者向けに提供されるプログラム。適切な対応を知らないがゆえに、いじめを放置してしまう大人を減らすためにも、「いじめは常に発生しうるもの。すべての教職員・保護者双方で普段から見守っていこう」という支援を呼びかけていきます。

コミュニケーションを学びへ

子ども間のコミュニケーションを子ども同士がうまくできないのは当然のこと。ささいなすれちがいから発生するいじめの芽を生まないために、コミュニケーションも学びの一つと捉え、望ましい関わり合いができるように、大人と一緒に学んでいきます。他者との違いを多様性と認め、互いに尊重し合う子どもへと導いていきます。

通常の学校カリキュラムに加え、子ども自身が能動的に学び、

多面的な興味を得る特別な授業体験を準備しています。

自主的な心を育む農業クラブ

長野県の豊かな自然に触れ、子どもたちが農作業に取り組む授業を行います。ただ農作業体験をするのではなく、どうしたら大きな野菜が育つのか、面白い育て方はないか? 農業の専門家の指導を仰いで、子ども同士でも探究しながら、自ら考え、アイディアを出しながら学んでいきます。食べる専門の子がいてもいい、種まき専門の子がいてもいい、ひたすら野菜の絵を書く子がいてもいい。それぞれの形で農業に興味を持ってもらい、食べることや育てることの大切さを感じて欲しい。

働くことを考える産学協同カフェ

学内に地域住民に開かれたカフェを設置し、教師の助けを借りつつ子ども自身が地域作物を販売したり、飲食を提供したりする場を設けることを想定しています。地域の方々との交流を通じてコミュニケーション力を育むだけではなく、カフェでの就業体験を通じて、働くとはなにか、それに対して報酬を得るとはどういうことなのか、初めて会う人とはどのようにコミュニケーションを育んでいくのかを、経験を通じて学んでほしいと考えています。

カリキュラム開発

島宗 理   法政大学 文学部心理学科教授

行動分析学、パフォーマンスマネジメント、インストラクショナルデザインを専門とし、『パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学』、『行動分析学入門』、『人は、なぜ約束の時間に遅れるのか―素朴な疑問から考える「行動の原因」』など著書多数。世の中に役立つ心理学を研究し、実践する。近年では、知事を巻き込んだ徳島県の教育支援プロジェクトを発足し、児童生徒や教員向けの教材開発事業において、応用行動分析学に基づいた指導アドバイスを行う。

INFORMATION

お問い合わせ

学校法人西軽井沢学園 さやか星小学校

〒384−0621 ⻑野県佐久市入澤152−1

TEL/FAX:0267-82-8167

MAIL:info@sayakaboshi.ac.jp